HARDOX®とは
HARDOX®(ハルドックス)とはスウェーデンのSSAB社が製造・販売をしている耐摩耗性鋼板です。HARDOX®が優れた耐摩耗性と機械的特性を実現できている理由は高い硬度を有しているからです。硬度が高い為、HARDOX®で作られた構造物は様々な材料が食い込まずに摩耗を抑えることができ、形を変えることなく、そのままの形を維持することができます。
通常高い硬度を持っている鋼板に強い力を加えると割れが生じますが、HARDOX®は強い力を加えると割れへの耐性を示し、仮に割れが起きた場合でもその割れは広がりにくい鋼材です。
HARDOX®は高い硬度と高い靭性が共存する素晴らしい鋼板です。
HARDOX® IN MY BODY
HARDOX® IN MY BODYのステッカーは、SSAB社の認定製造業社が製造した製品にのみに貼ることが許されているものです。 HARDOX® IN MY BODYと認められた技術と高い専門知識により、HARDOX®の特性を十分に引き出すことができます。髙橋ボデーのコンテナ、ボデーを使用して違いを感じて頂きたいと思います。
HARDOX®ボデーとスチールボデーの違い
今からお話する内容はコンテナ、ボデーをご検討のユーザーの利益に直結します。お使いになられているスチールコンテナや角パイプ型のボデーと比較して、HARDOX®ボデーを見た時に何を感じますか?
HARDOX®ボデーは圧倒的に骨の数が少ないのが感じ取られるかと思います。強度は大丈夫だろうか?このような薄っぺらな鉄鈑で耐久性はあるのだろうか?
答えは「はい」です。
和太鼓に貼ってある革を想像してみて下さい。和太鼓はバチで叩いてもエネルギーを面で受けて吸収し元に戻ります。HARDOX®ボデーは和太鼓のそれと同じでエネルギーを面で受ける為、荷物を積むと大きく膨らみますが、硬度と靭性があるので荷物を下ろすとボデーは元の形に戻ります。
HARDOX®は鉄の相場に比べると初期コストはかかりますが、HARDOX®自体に強度がある為に、角パイプで必要だった材料の板厚は薄くなり、スチールボデーに必要だった骨は不要になります。板厚が薄くなり、骨が少ないと言うことは重量が軽くなり、最大積載量が増えて燃料も使わなくなり経済的です。こうしてコストパフォーマンスが上がります。HARDOX®ボデーはユーザーの利益に繋がります。