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【Icarus Blue】スマホでトレーラを操作!?
2021.10.29
Trout RiverのHycube TrailerをこちらのYouTubeでご覧ください。こちらのトレーラの油圧装置や電気モータをスマートフォンで動かしています。
使用している製品は【Icarus Blue】(イカロスブルー)というレシーバでして、この8chタイプはAndroidで動かすことができます。
iOS(iPhone)は2021年現在開発中だそうです。(4chのBasicというタイプはiOSとAndroidの両方に対応しています。)
トラック業界は、今ここまできました。
今までもワイヤレスコントロールの技術はありましたが、そのメーカが出しているレシーバと専用リモートコントローラを使うものです。スマートフォンで動かすことができるというのは私が知っているものでこれぐらいではないでしょうか?
お出かけするのに、免許証、お財布、スマホは当たり前で誰もが持っているもので操作が可能というのは嬉しいもの。
スマホを忘れちゃうかもしれないじゃんというのであれば、使用していないスマホを車中にリモコン専用として置いておくのもアリです。
Bluetoothの双方向通信でコントロールしているので混線はありえないので安全です。
元々、これを見つけたといいますか、ご紹介を受けた経緯なのですが、Trout Riverもリモコン操作で動かすオプションがあります。
Trout Riverのトレーラにもリモートコントロールを取り付けて輸入しようとしたのですが、よくよく調べると日本国内には電波法という厳しい法律があることがわかりました。
簡単に説明しますと、電波はみんなのものだから使う時は日本国内のルールを守りましょうね、違反したら1年以下の懲役又は100万円以下の罰金、また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金ですよ。え、意外と厳しい。
こういった無線機には技術基準適合証明のマーク(通称:技適マーク)がついています。写真の下にある〒みたいなマークが技適マークです。
技適マークがついていない無線機は違法の可能性がありまして、私たちが輸入しようとした製品も違法の可能性が大でした。危ない危ない。
輸入自体は違法性はないと思うのですが、ボタンを押して電波を飛ばした瞬間に違法になります。
総務省のサイトで海外製品のご使用は十分注意してくださいという注意喚起を見つけました。
技適マークは日本国内でしかないため、無線機を普通に輸入して普通に使うと普通に法令に違反します。しっかりと技術基準適合を受ける必要があります。
Icarus Blueは技適マークもちろんついています。操作するスマートフォンはもちろん問題なし、ということで日本で安全に使えます!
一応、Icarus Blueのリモコンも販売はしていますが、スマホであれば今や誰しもが持っていますし、リモコンより安価なのでそちらをお勧めしています。(Icarus Blueの種類によってはリモコン非対応でスマホのみでの操作というものもあります。)
このレシーバの使い方はとても幅広いと思います。
Hycubeはテールゲートロックのオンオフ、テールゲートのオープンクローズ、サイドロールタープ(自動シート)のオープンクローズ、ベルトコンベアのオンオフ、エンジンの回転数を上げる、という操作を行なっています。