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HARDOX®︎ スクラップトレーラーのメリットとは?選定ポイントと比較ガイド

2024.11.29

スクラップトレーラー
 
 

はじめに

スクラップトレーラーは、建設業界やリサイクル業界、鉱業などで幅広く使用されており、特に過酷な運搬環境下でも耐久性が求められます。

その中で、HARDOX®︎を採用したスクラップトレーラーは、優れた強度と耐久性を誇り、多くの企業に選ばれています。

このBlogでは、HARDOX®︎ スクラップトレーラーのメリットを紹介し、選定のポイントや他の製品との比較を通じて、最適なトレーラー選びをサポートします。

 
 

 
 

HARDOX®︎とは?

HARDOX®︎(ハルドックス)は、スウェーデンの鉄鋼メーカー”SSAB社”によって開発された、耐摩耗性に優れた鋼板ブランドです。高い硬度を持っており耐摩耗性に優れているのが特徴で、鉱物や金属の運搬など、重量物を積載するトレーラーや機械に多く使用されています。HARDOX®︎は、過酷な使用環境でも安定した性能を維持します。

 
 

スクラップトレーラーに求められる要素

スクラップトレーラーを選ぶ際に重要な要素は以下の3点です。

  • 高い耐久性
    運搬する荷物が重く、粗雑に扱われることが多いため、耐摩耗性と衝撃に強い素材が求められます。HARDOX®︎は高い硬度を誇り、長期間安定した性能を提供します。
  • 走行性能と安定性
    スクラップトレーラーは積載量が多いため、走行中の安定性が重要です。HARDOX®︎は強度を高め、衝撃から車両を保護し、走行中の安定性を確保します。
  • メンテナンス性
    HARDOX®︎ スチールは摩耗が少なく、メンテナンス頻度を減らすことができます。これにより、運用コストを削減でき、長期間にわたって使用可能です。

 
 

HARDOX®︎ スクラップトレーラーのメリット

HARDOX®︎ スチールを使用したスクラップトレーラーには、以下のようなメリットがあります。

  • 高強度で軽量化
    HARDOX®︎は高い強度を持ちながら最適化された設計によりトレーラーの軽量化に寄与します。トレーラーの車両重量を減らし、積載量を増やすことができます。
  • 優れた耐摩耗性と耐久性
    HARDOX®︎は摩耗に強く、過酷な使用条件でも長期間にわたって使用できます。スクラップや鉱物の運搬にも最適です。
  • 高い運搬効率
    高強度のため、トレーラーの設計に余分な補強を減らし、積載量を増加させることができます。また、高い耐久性によって壊れにくいボデーが造れるためメンテナンス時間を減らすことができます。
  • 環境への配慮
    空車時の車両重量が軽くなったために、使用する燃料も減ります。HARDOX®︎長期間使用できるため、廃棄物の削減にも貢献します。

 
 

他のスクラップトレーラーとの比較

HARDOX®︎ を使用したスクラップトレーラーは、他の素材と比較して以下の点で優れています。

スチールトレーラーとの比較

一般的なスチール製トレーラーや角パイプを積み上げて造ったトレーラーは、イニシャルコストのバランスが取れていますが、HARDOX®︎に比べて耐摩耗性や耐久性では劣ります。スチール製は強度を保つために多くの補強材を使用するため積載量が確保できずらいです。スチール自体の強度もないためにメンテナンスに多くの時間が割かれてしまい、運びたい荷物が運べなかったり、メンテナンスの費用が嵩むことがあります。

 
 

HARDOX®︎ スクラップトレーラーの選定ポイント

スクラップトレーラーを選ぶ際の重要なポイントは以下の通りです。

業務の規模と使用環境

重い建設廃材や鉱物を運搬する場合、特に耐久性が求められます。

コスト対効果

HARDOX®︎はイニシャルコスト(初期投資)が高いかもしれませんが、長期的な運用コストを削減できます。経営者にとっては大きなメリットがあります。HARDOX®︎にすることで増えたイニシャルコストは、HARDOX®︎にすることで増えた積載量によってペイが可能になり、ペイし終わった後は会社の利益になり続けます。メンテナンスにかかる費用も少ないことはコスト対効果は高いと言えます。

 
 

よくある質問(FAQ)

  • Q1: HARDOX®︎450、HARDOX®︎500tufの違いはなんですか?

    HARDOX®︎の製品の後ろにつく数字というのはブリネル硬さを表しています。数字が大きくなればなるほどその製品が硬いということになります。
    HARDOX®︎450を10%硬くした材料がHARDOX®︎500Tufということになります。
    500tufを使用することで硬さが増してより摩耗しにくくなりました。また凹みにくさもアップしたので車両を軽く造ることができるようになりました。
    500tufは450と比べるとコストアップになりますが、弊社ボデーの半分以上は500tuf製に変わってきました。

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  • Q2: スクラップトレーラのリアパネルは開閉式に対応していますか?

    BOX型、T/G型(テールゲート)と対応しております。発注時にご指定ください。

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  • Q3: 車検時コンテナの脱着をする必要がありますか?

    ございません。ボデーとトレーラを固縛してスクラップトレーラーを車検に通します。海上コンテナシャシに積載するタイプやフラットトレーラの上にコンテナを載せるタイプの物とは根本的に造りが違うので、安心して荷物を運ぶことができます。
    ボデーを積載した状態で車検を通すので、年に1回コンテナを外すといった煩わしさがありません。ボデーが万が一寿命で壊れてしまった場合の載せ替えも考えて作られております。(載せ替え実績があります。)

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  • Q4: 完成したトレーラーを在庫していますか?

    セミオーダーメイドとしてお客様との打ち合わせにて仕様を決定しておりますので、完成車としての在庫は抱えておりません。必要なトレーラの長さ、煽り高さをヒヤリングして仕様を決定していきます。フェンダー、サイドバンパー、サイドマーカー、工具箱等の部材は弊社標準仕様という形になっておりますが、標準仕様もヒヤリングにて保安基準内にて仕様変更は可能ですので、お気軽にご相談ください。また、お使いのスクラップトレーラーにてお困りごとがございましたら一緒に考えたいので、そちらもお話しお聞かせいただけると幸いです。

     

 
 

製作事例


 
 

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